先月のことです。
リゾートの物件でお世話になったお客様から
「親戚が処分に困ってる土地があるんだけど、どうかしら、売れないかしら?」
と、ご相談を受けました。
なんでも建物を取り壊してからそのままになってるそうで
「ひとまずその場所の住所を教えていただけますか?」
とお答えし 調査させていただくこととなりました。
お話を聞いてみると場所はさいたま市見沼区。地図上で見てみると大宮駅まで約4キロ。
(あれ?いい所じゃないですか。なぜ売れずにに困っているのかな。。。)
調査をすすめ、現地を見て、お困りの理由も少しわかってきました。
まず、高台(さらに言えばひな壇状)の土地であること。
新築するにあたっては、基準に則って新たに擁壁等を設ける必要があるかもしれません。
また、土地区画整理事業の施行地区内の土地でもあり、清算金等の出費が見込まれていました。
つまり、土地を購入する側にとってみれば、不確定要素が大きく
土地仕入の稟議や決裁を求めるのを躊躇ってしまうような案件なのかもしれません。
実際、地主様にお話をうかがったところ、
「大手も含めてかなりの会社に買取や仲介をお願いしたが、全くうまくいかなかった」
とのことでした。
しかしながら、このまま放っておいてよいわけがありません。
地主様にとってみれば税金だけ負担することになりますし
もっと大きく言えば、このような良ロケーションの土地が有効利用されないのは
国家的損失ともいえます。
弊社のような比較的小さな会社の出番はまさにこういった場合といえます。
大手さんと比べて小回りの利いた対応が強みです。
今回も弊社で買い取らせていただきまして、
お付き合いのある同業者さんに紹介させていただくことで
無事流通に乗せることができました。
地主様にも大変お喜びいただき、もったいなくも感謝の言葉をいただきました。
また、最初に相談してくださったお客様からも
「アヴァンスさんを紹介した甲斐があった」とお褒めいただきました。
不動産屋冥利に尽きるとはまさにこのことでしょうか。
こういった仕事を積み重ねていきたいと改めて感じました。